userNotion道search
ノートテイカーには3種類の人間がいる。Notionを好むのはどのタイプの人間か?
【第4号】Notionをノートアプリとしてとらえたときの興味深い考察をお届け。プラス、告知としてご購読していただいている方を対象にコミュニティーサーバーを一時開放するご案内です。
like
user
とうまろ
2024/02/21

Notion愛好家の皆さんこんにちは!

今回はNotionをノートアプリとしてとらえたときの興味深い考察と、Notion道コミュニティβテストのご案内をにのせていますので最後まで読んでみてください。

このニュースレターではNotionにおけるタスク管理情報整理術について深くコンセプトを掘り下げ、日々の生産性を向上させるためのヒントを毎週水曜日にお届けしていきます。

🔑ノートテイカーには3種類の人間がいる

神経科学者のAnne-Laure Le Cunff氏によると現代のノートアプリの使い手は3種類のタイプに分類できるそうです。

  1. アーキテクト(建築家)
  2. ライブラリアン(司書)
  3. ガーデナー(園芸家)


👷建築家

建築家は実用性、機能、美学を融合させた情報を整理する究極のシステムを作ろうとします。知識を設計するというシステムのマインドを持ってノートテイキングに取り組んでいます。

建築家はシステム自体を構築するのが好きな人、機能だけではなく見た目や実用性をかねそなえたカスタマイズ性の高いシステムが好きな人と言えそうです。あらかじめインターフェースが決められていて用途が限定されるアプリより、カスタマイズ性があり用途に柔軟性のあるアプリが向いていそうです。


🧐司書

司書は情報を体系的に分類し、整理するノートテイキングスタイルです。情報に対して基本的に実用的な関係をもってノートテイキングに取り組みます。

図書館員とも呼べる司書タイプは、情報を図書館のように分類して整理し、効率的に検索できるシステムを構築するのが好きな人、といえそうです。また、記録される情報の正確さや出展の明確化にも力を入れることから研究員タイプともいえそうです。


🧑‍🌾園芸家

園芸家は、ノートを取ることで情報の種をまき、成長させるプロセスを取ります。長期的な成長と発展を重視し、ノートの相互作用やアイデア間の関係性、持続性をノート内で結びつけることに注力しています。

この手のタイプの人は完璧なシステムを作り上げるというよりも、知識の種(ノート)をまき、育み、長期的に成長したいという人があてはまりそうです。古くから伝わるメモ術としてツェッテルカステンというものがあり、メモに番号を付けてメモ同士の関係をリンクさせてノートを育て行くという手法なのですが、このような人がまさに園芸家タイプだといえそうです。ちなみにこの手法を実際にNotionで実践している方も一定数おり、ツェッテルカステンのファンも多いです。


🧠セカンドブレインを構築する3種類のアプリ

ニュースレターの第2号で、セカンドブレインを構築できるアプリには現在人気のもので3つあるというお話をしました。

  • Notion
  • Evernote
  • Obsidian

興味深いことに、セカンドブレインの提唱者であるティアゴ・フォルテ氏による2022年のグループセッションでは(数千人規模)、ちょうど3割ずつにこれらのノートアプリの使用率が分かれていたのです。(※実際にはRome Researchと呼ばれるGardenerに分類されるアプリの%をObsidianに足した数値)

architect librarien gardener.png
これはつまり、それぞれのアプリの特性と3種類のタイプを考えると

  • 建築家はNotionを好む
  • 司書(図書館員)はEvernoteを好む
  • 園芸家はObsidianを好む

ということがいえそうです。


参考文献
How to Organize Your Digital Life in Seconds (PARA Method) | Part 1


🏗️建築家はNotionを好む

システムを構築するという点でNotionはレゴによく例えれらます。
この考察を見ていた時、たしかに自分はデータベースが大好きだし(SQLサーバーなどは今も触っている。)すごいシステムをNotionで作ってみようとNotionの魅力に取りつかれてしまったというのもすごい納得できました。

Noiton沼」という言葉ができるくらいなので、目的そっちのけでNoitonを構築するのが楽しいという人が続出しているのもうなずけますね。


🏆実証された生産システムとNotionの融合

カスタマイズ性の高いNoitonはこの世に出ている実証済みの生産システムを組み込んで構築することが可能です。あなたが以下の3つの手法のどれかのファンなら、以降もこのニュースレターを楽しんでいただけるはずです。


セカンドブレインは特定の個人や組織によって開発された手法というよりは、長い間にわたって進化してきた広範なコンセプトです。現代ではデジタルツールを活用して情報整理、記憶の補助、知識の管理などを効率的に行うための各個人オリジナルの「セカンドブレイン」を構築することができます。


セカンドブレイン in Notion

  • タスク管理システム → GTD
  • 生活を取り巻く情報システム → P.A.R.Aメソッド
  • 知識、アイデアの管理システム → ツェッテルカステン


僕がNotionで目指すセカンドブレインは上記に証明されたシステムの融合です。
ですが、万人に向けたタスク管理システムなどは存在しないという矛盾もあります。

GTDやツェッテルカステンに関しては手法が限定的なのでそこまでオリジナルにあふれたものにはなりませんが、P.A.R.Aメソッドに関しては柔軟性が高く人によってプロジェクトやエリアなども様々なので構築していくページも人それぞれになると考えています。


🤔構築手順を文字で書いて思ったこと

先週号でP.A.R.Aメソッドのプロ.ジクトとエリア、タスクの構築をステップで書いていて思ったのですが、正直Notionの構築を文字で伝えきるのは難しいな、と。実際細かいデータベーステンプレートの部分などは表現しきれなかったし、実際やってみてわかったことですがそこはちょっと反省しています。


僕のYouTube動画でも家計簿の構築動画が反響大きかったように、やはり実際にどうやって作っているのかを見せた方がわかりやすいし早いのかなと。


逆にYouTube動画ではわかりやすく簡潔に、視聴維持率を上げて離脱を防ぐために台本以外の余計な事はしゃべらない、というのが通例です。なのでコンセプトや概念、深い考え方などは文字の方が伝わることも多いのでそこを上手くすみわけできたらいいなと思っています。


🔭今後の展望としては

ここまでの話をまとめると、コミュニティがほどんどのことを解決してくれるのかなと思っています。

そこでは実際にテンプレートを使ってもらってフィードバックをもらったり、構築方法を画面共有やボイスチャットで相談、やりとりしたり、限定公開の動画などを配置する予定です。

ニュースレターは今まで通り、毎週Notionの魅力や情報をお届けしますがテンプレートの配布や構築の支援・相談などはメンバーシップを通してアクセスしてもらう形がいいのかなと。


🛰️ニュースレター×コミュニティの位置づけ

コミュニティをやるといっても人を集めてしっかり運営するサブスクビジネスをやりたいというわけではなく、あくまでニュースレター購読者(メンバーシップ)との交流の場と考えています。

そのため、基本的には僕のテンプレートクリエイターとしての活動やこのニュースレターを楽しみにしてくれる方を優先して招待したいと思っています。

そこで今回、かねてから開発を進めていたAIチャットも一定上の精度が出せるようになってきたのでDiscordのコミュニティサーバーを一時開放することにしました。


🚅Noiton道 AI(コミュニティ) βテストのご案内

βテストに参加希望の方は特設ページよりウェイティングリストにお申し込みください。ぜひ、お気軽にお申込みいただき感想やフィードバックをいただけるとありがたいです。

特設ページはこちら


注意点

Notion道 AIは今後、「The Notion道 コミュニティ」の一部の機能としてリリース予定です。あくまでAIはコミュニティの補助的な役割で、今回はそのAIの精度やメンバーがどのようにAIを利用するかといった機能検証を含めたテストとなります。

ウェイティングリストに方は後日メールにてThe Notion道 コミュニティ(Discord)へと招待いたします。

βテスト期間終了後はDiscordサーバーからご退出していただく流れとなります。期間は約2週間を予定しています。あらかじめご了承ください。

正式なコミュニティへのご案内は今後のニュースレターで告知させていただきます。


😁マシュマロの回答

私のダッシュボードには、以前とうまろさんからいただいた「目標管理 (P.A.R.A Dashborad)」もあるのですが、ニュースレター内で構築しようとしているものとの違いなどありますでしょうか?

始めてメッセージをいただき、めちゃくちゃ嬉しいです!
以前Xで配布したP.A.R.Aダッシュボードは「プロジェクト=目標」として設計されたテンプレートでした。実際プロジェクトと目標は共通点がたくさんあるのですが今回作ろうとしているテンプレートとは以下のような違いがあります。

  • ダッシュボードだけではなく用途に応じたページを作成する予定
  • 目標はプロジェクトの上位に位置する設計
  • リソースだけではなく自分の知識・アイディアを管理していくシステムを構築する予定
  • GTDの概念を組み込んだインボックス設計

などです!
Xで配布したものは最低限のPARAの仕組みを組み込んだものです。今回作成しているものはそれをさらに拡張してくものと捉えていただければ幸いです。

🔍 ご意見・ご感想をお寄せください

このニュースレターではみなさんからのご意見・ご感想を受け付けています。
ご質問に関してはニュースレターを通してご回答させていただきます。

匿名でマシュマロからコメントする